引継ぎ代行
引継ぎ代行の料金はどう決まる?費用の考え方と、ほかの方法との比べ方
引継ぎ代行は、社員が辞める・休むときに、会社に代わって業務の引継ぎを受け、後任の方が決まるまで業務を回すサービスです(くわしくは引継ぎ代行とは)。
新しいサービスなので、「相場はいくらか」がまだ見えにくいと思います。この記事では、料金の決まり方の考え方と、私たち引継ぎ代行プラスの料金の例、ほかの方法と比べるときの見方を整理します。
料金の決まり方は、大きく4つ
業務を外に頼むサービスの料金は、おおよそ次のどれかで決まります。
| 決まり方 | 例 | 向いているもの |
|---|---|---|
| 作業時間 | 月◯時間まで◯円 | 作業を小さく切り出せるとき |
| 業務の量 | 仕訳1件◯円、請求書1枚◯円 | 量が安定した、決まった業務 |
| 人の時間 | 1日◯円×日数 | 席にいてもらう派遣など |
| 辞める方の給与 | 月給の◯% | 1人分の業務を、まとめて預けるとき |
引継ぎ代行プラスは、4つ目の辞める方の月給をもとにする決め方をとっています。「辞めた方の給与より安く、業務はそのまま回る」ことが、ひとことで比べられるからです。
引継ぎ代行プラスの料金
| 内容 | 料金(税別) | 中身 |
|---|---|---|
| 簡易診断 | 無料 | 業務の一覧をつくり、引き受けられる範囲と料金の目安を出す |
| 引継ぎを受ける | 月給の50%(1回) | 辞める方からの引継ぎと、マニュアル・動画マニュアル・引継ぎAIの作成 |
| 業務を回す | 月給の60〜80%/月(最低2か月) | 後任の方が決まるまでの業務の代行 |
| 後任の方への引継ぎ | 上の料金に含む | 後任の方が慣れるまで(最長1か月) |
| 仕組み化の構築 | 30万円〜 | 定型の作業を、今のツールへの組み込みや社内ツールで置き換える |
| 仕組み化した業務の運用 | 月給の20〜50%/月 | 後任を採用しない場合 |
業務を回す料金(60〜80%)の決まり方
料率は、引き受ける業務の中身で決まります。
| 料率 | どんな業務か |
|---|---|
| 60% | 手順と判断の基準がはっきりした定型の業務が中心(入力・受発注・データ整理など) |
| 70% | 定型の業務と、判断が要る業務が半々(営業事務・カスタマーサポートなど) |
| 80% | 判断が要る業務が多い(取引先との調整の準備、クライアントワークの進行など) |
決算期や繁忙期など、作業が大きく増える月は、簡易診断のときに「繁忙月」として決め、その月だけ料金を加算します。
例:月給25万円の営業事務の方が退職する場合
受発注などの定型の業務が中心で、後任の方が決まるまで3か月かかった場合の例です(税別)。
| 時期 | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| 退職日まで | 引継ぎを受ける(マニュアル・動画・引継ぎAIの作成) | 12.5万円 |
| 退職後の3か月 | 業務を回す(月給の60%) | 月15万円×3=45万円 |
| 後任の方が決まったら | 後任の方への引継ぎ(最長1か月) | 含む |
| 合計 | 57.5万円 |
後任を採用せず、仕組み化した業務の運用に切り替えた場合は、たとえば月給の30%なら月7.5万円になります。
経理・給与計算は「引継ぎのみ」
経理と給与計算は、お金と期限に直結するため、引継ぎ代行プラスでは業務の代行はお引き受けせず、辞める方からの引継ぎに絞っています。料金は次のとおりで、月額はかかりません(月給28万円の方の例、税別)。
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| 引継ぎを受ける(マニュアル・動画・判断表・引継ぎAIの作成) | 月給の50%:14万円(1回) |
| 後任の方への引継ぎ | 月給の30%:8.4万円(1回) |
日々の業務は、社内の方や顧問の税理士・社労士の方にお渡しします。くわしくは経理の引継ぎと給与計算の引継ぎをご覧ください。
料金に含まれるもの・含まれないもの
| 含まれるもの | 含まれないもの |
|---|---|
| 辞める方との引継ぎのミーティング | 支払いの実行(振込の承認) |
| マニュアル・動画マニュアル・判断表・引継ぎAIの作成 | 税務申告・税務相談(顧問の税理士の方へ) |
| 業務範囲表で決めた業務の代行 | 社会保険の手続き書類の作成・提出(顧問の社労士の方へ) |
| 毎月の報告と、定例の打ち合わせ | 郵便・来客・現金などの現地の作業 |
| 後任の方への引継ぎ(最長1か月) | 業務範囲表にない業務(追加の相談のうえで対応) |
| 経理・給与計算の業務の代行(引継ぎのみ承ります) |
ほかの方法と比べるときの考え方
月額だけを並べると、判断を誤りやすくなります。次の2つを足して比べます。
- 外に払う費用:最初にかかる費用+月額×後任が来るまでの見込みの期間
- 社内で使う時間:手順を説明する時間、仮担当の方の残業、後任の方が来たあとにもう一度説明する時間
派遣と比べる
厚生労働省の集計では、営業・販売事務の派遣料金(派遣先が派遣会社に払う額。1日8時間あたり、消費税込み)の平均は19,274円です(令和6年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報))。月20日で計算すると、約38.5万円になります。
派遣は席にいてもらう1人分の時間、引継ぎ代行は現地の作業を除いた業務の代行なので、引き受ける範囲は同じではありません。一方で、派遣では前任の方の知識を社内の方が教え直す必要があり、後任の方が来たときにもう一度教えることになります。
仮担当と比べる
同じ部署の方が仮で引き受ける場合、外に払う費用はかかりません。そのかわり、残業代と、その方の本来の仕事が遅れる分がかかります。引継ぎが2回起きること(二重引継ぎ)や、負担が続いて次の退職につながることも、費用として見ておきます。
オンラインアシスタントと比べる
作業時間で料金が決まるサービスは、頼む作業が少ないほど安くなります。月に数時間で済む作業だけなら、引継ぎ代行より費用を抑えられることが多いです。1人分の業務をまとめて預けたいか、作業を小さく切り出したいかで選びます。
くわしい比べ方は後任が見つかるまでの業務をどう回すか。5つの選択肢と費用の比べ方と、派遣・外注とのちがいにまとめています。
費用を抑える方法
- 引継ぎだけを頼む。 退職日までに辞める方の知識を残すことだけが目的なら、「引継ぎを受ける」だけを単発で頼めます
- 引き受ける範囲を絞る。 社内で回せる業務は社内に残し、手の回らない業務だけを預けます
- 回しながら仕組み化する。 定型の作業が減れば、業務を回す料金を下げたり、後任を採用せずに済んだりすることがあります
- 早めに相談する。 辞める方と一緒に引き継げる期間が長いほど、引継ぎの質が上がり、あとから確認する手間が減ります
見積もりに必要な情報
簡易診断では、次のことをうかがいます。わかる範囲で大丈夫です。
- 辞める方(休む方)の職種と、月給(基本給と毎月決まって支払う手当の合計)
- 退職予定日(休業の予定期間)と、最終出社日
- 担当している業務の一覧(簡易診断で一緒につくることもできます)
- 使っているツール(会計ソフト、給与計算ソフト、販売管理など)
- 年末調整や決算など、忙しくなる月
引継ぎ代行プラスでできること
引継ぎ代行プラスは、辞める方(休む方)からオンラインで業務を引き継ぎ、マニュアル・動画マニュアル・引継ぎAIにまとめ、後任の方が決まるまで業務をリモートで代行します。料金は辞める方の月給をもとに決め、簡易診断のあとに、業務の範囲とあわせて目安をお伝えします。経理・給与計算は、業務の代行はせず、引き継ぎ(マニュアル・動画・引継ぎAIの作成)だけをお引き受けしています。相談と簡易診断は無料です。先着5社のモニター企業は、引継ぎが無料、仕組み化の構築費が半額です。